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整形外科
CT検査について
CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影)検査は、X線を用いて体をさまざまな角度から撮影し、コンピュータ処理によって断面像を作成する検査です。内臓や骨、血管などの構造を立体的かつ詳細に描出できるため、一般的なレントゲンでは捉えにくい微細な病変や炎症、出血、結石、腫瘍などの発見に優れています。頭痛やめまい、胸痛、腹痛、咳、発熱といった原因がはっきりしない症状の精査に役立ち、病気の早期発見や重症化の予防にもつながります。さらに、外傷や転倒後の体内出血、脳出血の有無、感染症の広がりの評価など、緊急性の高い病態にも迅速に対応できます。当院で導入しているCT装置は、少ない被ばく量で高画質な撮影が可能です。特に「薄いスライス」での撮影により、従来では見逃されやすい小さな異常も検出しやすく、より正確な診断につなげることができます。検査時間は数分程度と短く、痛みや不快感はありません。必要に応じて当日中に医師が画像を確認し、結果をもとに診断や今後の治療方針について速やかにご説明いたします。CTは、肺炎や慢性閉塞性肺疾患(COPD)、胆石症、腸炎、尿路結石などの診断・経過観察にも有用です。体調不良が続いているものの原因がはっきりしない場合にも、CT検査によって原因を明らかにできるケースがあります。CT検査は、診断の精度を高め、安心して治療を受けていただくための大切な一歩です。当院では安全性と正確性に配慮した検査体制を整えておりますので、どうぞ安心してご相談ください。医師・スタッフが不安な点についても丁寧にご説明し、納得いただいたうえで検査を受けていただけるよう努めております。
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